日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、電子記録債権の仕訳です。
問題79
電子記録債権の仕訳
A社に対する売掛金300,000円について、A社の承諾をえたうえで、取引銀行を通じで電子記録債権の発生記録を行った。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
今回の仕訳は、今A社に対してある売掛金を電子記録債権での受け取りに変更する仕訳です。
売掛金が減少し、電子記録債権が発生します。
電子記録債権と債務
- 電子記録債権(資産)⇨もらえる権利
- 電子記録債務(負債)⇨支払う義務
今回の処理はこの内容ですね。
- 売掛金減少の処理
- 電子記録債権増加の処理
【仕訳の考え方】
1、売掛金(資産)の減少
2、電子記録債権(資産)の増加
1、売掛金(資産)の減少
⇨資産(ー)なので貸方の右
/ 売掛金300,000
2、電子記録債権(資産)の増加
⇨資産(+)なので借方の左
電子記録債権 300,000 / 売掛金 300,000
これで取引の仕訳が完了です。
電子記録債権(債務)は48話から数回に分けて解説しています。
次回は、問題編80「固定資産の期首売却」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。