日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、誤った仕訳を訂正する問題です。貸借逆に仕訳していた場合の訂正です。
問題78
訂正仕訳
A商店は商品を50,000円で掛け仕入していたが本日、左右が逆に記録されていたことが判明しこれを修正した。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
取引の仕訳を誤っていたことに後で気がついた時、「仕訳を訂正した」という記録も必要になります。この仕訳が訂正仕訳ですね。
改めて、訂正仕訳の手順を確認しましょう!
誤った箇所を部分的に修正する場合は、同一の勘定科目は合算または相殺したものが解答です。
訂正仕訳のステップを改めて確認
まずは、どう誤って仕訳をしていたか確認しましょう。
- 誤った仕訳の逆仕訳をする
- 正しい仕訳をする
- 1,2の仕訳を相殺または合算する。
【仕訳の考え方】
誤った仕訳
買掛金 50,000 /仕入 50,000
1、誤った仕訳の逆仕訳をする
2、正しい仕訳をする
3、仕訳を相殺する。
1、誤った仕訳の逆仕訳をする
仕入50,000 / 買掛金 50,000
2、正しい仕訳をする
商品50,000円を掛けで仕入れた正しい仕訳をします。
仕入50,000 / 買掛金50,000
3、1と2の仕訳を相殺する。
⇨同一科目は合算または相殺します。
(逆仕訳) 仕入50,000 / 買掛金 50,000
(正しい) 仕入50,000 / 買掛金 50,000
- 仕入
同じ借方に50,000円と50,000円あるので合算して100,000円になります。 - 買掛金
同じ貸方に50,000円と50,000円あるので合算して100,000円になります。
これで取引の仕訳が完了です。
訂正仕訳についてはブログの97話でおさらいができます。
次回は、問題編79「電子記録債権」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。