今回は、決算時の利息の未払分を計上する仕訳です。
2020年もいよいよ最後の日ですね。更新が毎日できない日もありましたが、来年も頑張りますのでよろしくお願いします!!
問題108
決算整理
(利息の未払分)の仕訳
未払分の利息を計上する。借入金360,000円は×1年7月1日に借入期間1年、利率年3%で借り入れたもので、利息は12月末と返済日の6月末に各半年分を支払うことになっている。なお、会計期間は×1年4月1日から×2年3月31日であり、当期分の利息を計上する。
仕訳解答
仕訳の解答です。
支払利息 2,700/未払利息 2,700
解き方解説
期中に行った借入利息について、未払の分を計算して計上する仕訳です。
当期の利息(費用)は当期に計上ですね!!
利息未払分は??
月数の数え間違いが内容に、タイムレコードを書いて整理しましょう。
7月1日に借り入れ
↓
12月末に利払い(7〜12月までの利息)
次の利払日は次期の6月なので・・
当期の1月から3月末までの利息が未払ということです。
当期分の3ヶ月分の利息を計算してみましょう!
【計算の条件】
- 借入金360,000円
- 年利率3%
360,000円×3%=10,800円(これは1年分の利息)
10,800×3ヶ月÷12ヶ月=2,700円
この未払分の2,700円を未払分として計上します。
では、仕訳をしていきましょう!!
仕訳の処理
- 当期分の費用として支払利息を計上する。
- 未払利息として計上する。
【仕訳の考え方】
1、支払利息(費用)の増加
2、未払利息(負債)の増加
1、支払利息(費用)の増加
⇨費用(+)なので借方の左
支払利息 2,700 /
2、未払利息(負債)の増加
⇨負債(+)なので貸方の右
支払利息2,700 / 未払利息 2,700
これで取引の仕訳が完了です。
次回は、問題編109「借入金の返済」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。