今日の学習内容
前回に続き、証ひょうについて学習します。今日は、証ひょうから仕訳をする練習をしましょう。
様々な証ひょうがありますが、イラストと違う証ひょうの例を見て仕訳を確認しましょう。
日商簿記の試験では、証ひょうと仕訳する時に必要な情報が文章と合わせて書かれてあります。
納品書例題
事務所で使用するパソコンを購入し、納品書を受け取った。なお、代金は来月支払う予定である。
(仕訳解答)
備品 357,500 / 未払金 357,500
事務所で使用と書いてあるので備品で処理します。取得するまでにかかった付随費用は備品に合算します。
売上集計表例題
店舗の売上集計表を確認して、1日分の売上の仕訳を行う。なお、売上合計額のうち22,000円は現金で受け取り、残りはクレジットカードによる決済(手数料は入金時に計上)だった。
(仕訳解答)
現金 22,000 / 売上 81,400
クレジット売掛金59,400
売上の計上を行い受け取った代金の処理を行います。クレジットカード決済の手数料は入金時に計上と問題文にあるのでクレジット売掛金の計上だけです。
当座預金照合表例題
次の当座預金照合表(入出金明細表)から5月11日から5月18日の仕訳を行いなさい。
なお、5月18日の手形は商品仕入れの際、当社が振り出した約束手形が決済されたものである。
(仕訳解答)
5月11日
借入金 100,000/ 当座預金 103,000
支払利息3,000
融資とあるので、借入金と利息が当座預金から引き落とされたことがわかります。
5月18日
支払手形 20,000/ 当座預金 20,000
問題文に「仕入れた際、以前当社が振り出した約束手形」とあるので支払手形の減少の仕訳を行います。
領収書例題
出張に必要な航空券と宿泊代金を旅行代理店に現金で支払った。
(仕訳解答)
旅費交通費 135,000 / 現金135,000
領収書例題2
法人税等を以下の納付書にもとづいて、現金で支払った。
(仕訳解答)
仮払法人税等 170,000 / 現金170,000
領収書に中間申告に○がついていますので、仮払法人税等です。
様々なパターンがあり全ては紹介できないですが、証ひょうの例をご紹介しました。実務を考えるとよい練習になりますので他の問題でもぜひ練習してみてください。
今日も最後までありがとうございました。
次回は、手形借入金と手形貸付金についてのブログです。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第62問目「再振替仕訳」の仕訳問題を出題しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月28日
62問目「再振替仕訳」
翌期首の仕訳も忘れないように出題してみました😊
簿記の問題は前の処理を考える問題
結構ありますよね😊#簿記 #日商簿記 #イラスト簿記#長崎 pic.twitter.com/YsqfjFE9pu