日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、借入金の返済日に普通預金から引き落としされた時の仕訳です。
問題72
借入金返済の仕訳
借入金(元金均等返済)の今月返済分の元本100,000円及び利息が普通預金から引き落としされた。利息は未返済の元本2,000,000円に利率年7.3%を適用し、31日分の日割計算した金額である。(1年は365日とする)
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
今日の仕訳は、返済日に元本と利息が引き落とされています。利息の利率は年7.3%ですので、日割り計算をしましょう。
今回の処理はこの内容ですね。
- 借入金が減少した処理
- 利息を支払った処理
- 普通預金が減った処理
【仕訳の考え方】
1、借入金(負債)の減少
2、支払利息(費用)の増加
3、普通預金(資産)の減少
1、借入金(負債)の減少
⇨負債(ー)なので借方の左
借入金 100,000 /
次は利息の計上です。
利息を計算してみましょう!!
2、支払利息(費用)の増加
⇨費用(+)なので借方の左
借入金 100,000 /
支払利息12,400/
3、普通預金(資産)の減少
⇨資産(ー)なので貸方の右
借入金 100,000 / 普通預金112,400
支払利息12,400/
元本と利息の合計額が引落の金額です。
これで取引の仕訳が完了です。
借入金の仕訳はブログの39話でおさらいできます!
次回は、問題編73「仕入取引」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。