日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、商品売上の代金を商品券と現金で受け取った仕訳です。税抜方式で処理します。
問題71
商品券と税抜方式の仕訳
商品49,800円(税抜)を売り上げ、代金のうち14,780円は現金で受け取り、残額は共通商品券を受け取った。なお、消費税は10%であり、税抜方式で記帳する。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
今日の仕訳は、売り上げに対し、代金の処理が2つあり、消費税の処理もあります。問題文を確認しましょう。
今回の処理はこの内容ですね。
- 商品を売り上げた処理
- 消費税を預かった処理
- 現金を受け取った処理
- 商品券を受け取った処理
税抜方式で処理しますので、売上の金額と消費税の金額を別々に計上します。
【仕訳の考え方】
1、売上(収益)の増加
2、仮受消費税(負債)の増加
3、現金(資産)の増加
4、受取商品券(資産)の増加
1、売上(収益)の増加
⇨収益(+)なので貸方の右
/ 売上 49,800
税抜方式なので、消費税を含まない金額を売上に計上します。
2、仮受消費税(負債)の増加
⇨負債(+)なので貸方の右
/ 売上 49,800
/仮受消費税 4,980
預かった消費税は、後で納税(払う義務)で負債です。
3、現金(資産)の増加
⇨資産(+)なので借方の左
現金14,780/ 売上 49,800
/仮受消費税 4,980
4、受取商品券(資産)の増加
⇨資産(+)なので借方の左
現金14,780 / 売上 49,800
受取商品券40,000 /仮受消費税 4,980
これで取引の仕訳が完了です。
商品券の仕訳はブログの47話でおさらいできます!
消費税の仕訳はブログの93話でおさらいできます!
次回は、問題編72「借入金の返済」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。