日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、定期預金が満期になり預け替えをする仕訳です。
問題59
預金預け替えの仕訳
×1年4月1日に契約した定期預金200,000円が本日満期となった。満期日は×2年3月31日、年利0.8%であり、満期日に利息とともに受け取る条件であったため、元金と利息を普通預金に預け替えた。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
定期預金から普通預金に預け替えするので、定期預金勘定から普通預金勘定に振り替え(移動)します。
また、受け取った預金利息も合わせて普通預金に入金するので、利息の計算も行いましょう。
定期預金にお金を預けた時
定期預金の残高がどうなっているか、預け入れた時の仕訳を確認しましょう。
定期預金(資産)の増加なので、借方の左に200,000円の残高が増えます。
この定期預金が満期になるので減少し、代わりに預け替えた普通預金が増加するという処理を行います。
【仕訳の考え方】
1、定期預金(資産)の減少
2、受取利息(収益)の増加
3、普通預金(資産)の増加
1、定期預金(資産)の減少
⇨資産(ー)なので貸方の右
/ 定期預金 200,000
2、受取利息(収益)の増加
⇨収益(+)なので貸方の右
/ 定期預金 200,000
/受取利息 1,600
利息は、元金×年利です。
200,000円×0.8%=1,600円
3、普通預金(資産)の増加
⇨資産(+)なので借方の左
普通預金 201,600 / 定期預金 200,000
/受取利息 1,600
これで取引の仕訳が完了です。
仕訳のポイント
- 年利で利息が書かれているが、預金利息が半年分や1年未満の時は、利息を月割計算しましょう。
次回は、問題編60「売上原価の算定」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。