今回は、購入済みの土地の整地をするための費用を支払った時の仕訳です。
日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題をランダムに一つずつ出題しています。
これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
問題107
土地整地費用の仕訳
店舗を建設する目的で購入した土地について建設会社に依頼していた整地作業が完了し、代金300,000円を現金で支払った。
仕訳解答
仕訳の解答です。
土地 300,000/現金 300,000
解き方解説
購入済みに土地を整地するための費用の支出で、土地の購入仕訳は完了しています。
土地の整地費用??とイラストで山田くんも悩んでいますが・・
固定資産の購入時によく出てくるのが、「付随費用」です。土地の取得原価は、付随費用を含めて計上されます。
取得原価は「資産を手に入れて使用できるまでにかかった金額」が計上されます。
ということは、この整地費用はどう計上するか予想がつきましたか?
では、早速問題文を確認して仕訳をしていきましょう!!
仕訳の処理
- 整地費用は付随費用なので、土地の増加と処理する。
- 現金が減少した処理をする。
【仕訳の考え方】
1、土地(資産)の増加
2、現金(資産)の減少
1、土地(資産)の増加
⇨資産(+)なので借方の左
土地 300,000/
2、現金(資産)の減少
⇨資産(ー)なので貸方の右
土地 300,000 / 現金 300,000
これで取引の仕訳が完了です。
次回は、問題編108「決算整理(利息の未払分)」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。