今回は、税抜方式で仕入れの仕訳を行います。
日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。
これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
問題98
税抜方式の仕訳
商品を218,570円(税込価格)で仕入れ、代金は現金で118,570円支払い、全額は掛けとした。なお、消費税は10%であり、税抜方式で記帳する。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
今回の処理はこの内容ですね。
- 仕入れの処理
- 消費税の処理
- 現金支払いの処理
- 買掛金の処理
今回の仕訳で注意するポイント
仕入れの代金が税込の金額で書かれているので、消費税前の金額を計算して消費税額を求めましょう。
【仕訳の考え方】
1、仕入(費用)の増加
2、仮払消費税(資産)の増加
3、現金(資産)の減少
4、買掛金(負債)の増加
1、仕入(費用)の増加
⇨費用(+)なので借方の左
仕入 198,700/
消費税は別に計上するので、消費税が加算される前の金額で仕入を計上しましょう。
2、仮払消費税(資産)の増加
⇨資産(+)なので借方の左
仕入 198,700/
仮払消費税19,870/
3、現金(資産)の減少
⇨資産(ー)なので貸方の右
仕入 198,700/現金 118,570
仮払消費税19,870/
4、買掛金(負債)の増加
⇨負債(+)なので貸方の右
仕入 198,700/現金 118,570
仮払消費税19,870/買掛金100,000
これで取引の仕訳が完了です。
次回は、問題編99「現金化不足(決算時)」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。