日商簿記3級の内容を紹介してきたイラスト簿記もいよいよ今日で最終回です。
昨日に続いて振り返りをしていきましょう。
決算書
日商簿記の3級内容で学習した決算書は以下の2つです。
- 貸借対照表
会社の財産や借金などの財政状態がわかる。 - 損益計算書
1年間の儲けや損失がわかる。
損益計算書(P/L)
損益計算書は1年間の収益と費用が書かれてあり、利益や損失の計算をします。
損益計算書(勘定式)
日商簿記3級で学習した損益計算書の形式です。
- 借方(左)に費用
- 貸方(右)に収益
この差額で、利益か損失が計算されます。
損益計算書(報告式)
日商簿記2級からは学習する損益計算書は報告式という形式になります。もう少し項目は多いのですが、イメージとして大きな項目のみ表示しました。
売上高から、様々な費用はマイナスし、収益をプラスしながら、最終的な利益を計算していく方式です。
項目が区分表示され、それぞれの利益が算出されるようになっています。
実際、企業で公開されている損益計算書はこの形式が多いですね。
ここでは、報告式の詳しい説明は省きますが、日商簿記2級にチャレンジする方は、この形式を学習していきますよ。
簿記の仕訳では、左・右を決定するためにこの決算書の5つのポジションが基本となると学習してきました。
簿記を学習することで、決算書のどこに何が書いてあるか?を把握することもできますね。
取引先の、支払い能力を見たいなら、資産と負債はどうか?など貸借対照表を確認するなど・・。
イラストの中の損益計算書ですが・・
- 売上高などの収益は同じ
- 費用が今年は20多くなっている
- 利益の割合が50%→30%になっている
利益が減った原因を分析したり、それを踏まえて次期の目標を立てたりすることもできます。
決算書は、税金を決めるための事務処理だけではなく、事業を行う上での数字を見るためにも使っています。
私は、個人事業主でもあり、法人の経理も担当しています。
日々、実務に触れながら、簿記の講師をしているのですが、正しい仕訳ができるだけでなく数字の動きや予測なども自身で見て考えることができて本当に役立っています。
簿記は決算書を作成する技術を学びますが、その技術で作った決算書を活用できる知識も得ることができますよと伝えたいと思ったからです。
簿記の講義では、そんな話をしながらこの学習から得られる新しい可能性にワクワクしながら勉強して欲しいと思っています。
インプットはこれで最終回となりますが、Twitterで公開している問題編をブログにもまとめて行こうと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
158回にわたり、見て学習してくださった皆様!
本当にありがとうございました。
今後は、問題編にてイラスト簿記を楽しみながら学んでいただけたら嬉しいです。
次回より、問題編がスタートします!
今日も最後までありがとうございました。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第66問目「繰越利益剰余金の配当と処分」の仕訳問題を出題しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年7月2日
66問目「繰越利益剰余金の配当と処分」
株主総会で承認された繰越利益剰余金に
ついての仕訳です😊
イラスト書きながら、睡魔が襲う😢
一度仮眠とってからTwitter覗きに行きます!#簿記 #日商簿記 #イラスト簿記#長崎 pic.twitter.com/wzFksMcWSa