今回から問題編に入ります。これまで学習した内容を確認していきましょう。
問題はランダムに出題していきますよ。
問題編は、日商簿記3級範囲の仕訳練習問題をお届けしています。
今回は、固定資産の購入に関する仕訳問題です。
問題1固定資産の購入
土地300㎡を1㎡あたり、20,000円で購入した。この土地の購入手数料は現金で支払い、土地の代金は来月払いとした。
解き方解説
固定資産の購入の問題です。
取得にかかった付随費用は、固定資産の金額にプラスして仕訳を行います。
固定資産購入の仕訳
【仕訳の考え方】
1、土地(資産)が増加した。
2、現金(資産)が減少した。
3、代金を払う義務(負債)が増加した。
1、土地(資産)が増加
取得原価を金額に書きます。
⇨土地(+)なので借方の左
取得原価を計算します。
「取得原価=購入代価+付随費用」
・土地 300㎡×20,000円=6,000,000円
・購入手数料 500,000円
6,000,000円+500,000=6,500,000円
土地 6,500,000 /
2、現金(資産)が減少
手数料の500,000円です。
⇨現金(ー)なので貸方の右
土地 6,500,000 /現金 500,000
3、後で代金を払う義務(負債)が増加
来月払う土地の代金です。
⇨未払金(+)なので貸方の右
土地 6,500,000 /現金 500,000
未払金 6,000,000
これで仕訳が完成です!!
仕訳解答
では改めて仕訳の解答です。
仕訳のポイント
- 固定資産の取得にかかった付随費用(諸費用)は、固定資産の金額に含める
- 商品以外の購入で後で払う場合は、「未払金」を使う
固定資産の購入についてはブログの51話で学習しています。
次回は、問題編2「出張の仮払い」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。