今日の学習内容
前回まで、伝票の記入方法について学習しました。伝票も仕訳帳を使う場合と同じように転記し、勘定科目ごとの残高を把握する必要があります。
今日は、伝票を記入した後の転記について学習しましょう。
総勘定元帳への転記
伝票に記入したものを総勘定元帳に転記する方法は以下の方法があります。
- 個別転記
取引→伝票→総勘定元帳
伝票から総勘定元帳に1つづつ転記する方法
- 合計転記
取引→伝票→集計表→総勘定元帳
合計試算表のような表を使って1日分などまとめて集計して転記する方法
そもそも伝票は、1冊しかない仕訳帳と違って手分けして仕訳を書くことができるなど効率UPにも活躍するものです。
なのに、伝票に記入した取引を総勘定元帳へ個別転記する方法だと手間がかかります。
2の合計して転記することで、転記の回数を減らすことができるだけでなく、集計する際にミスのチェックや記載もれのチェックができます。
今日は、合計転記の方法をざっくりと確認してみましょう。
合計転記
伝票に記入された科目と金額の1日分の合計を集計する表を「仕訳日計表」といいます。
(1週間分を合計する場合は「仕訳週計表」です。)
その合計されたものを総勘定元帳に転記します。
- 取引ごとに伝票を記入
- 1日分の伝票を確認して集計
- 集計後の金額を勘定科目ごとに転記
イラストより少し伝票を増やした例で見てみましょう!
例えば現金の部分だけ集計し転記したらこうなりますね。
伝票から現金の増加分を合計し、現金の減少分を合計して仕訳日計表に記入します。
合計転記例
それでは、全ての伝票を集計してみましょう。
仕訳日計表への集計
書かれた伝票の数字を計算していきます。勘定科目ごとに借方と貸方に発生した合計額を記入します。
最後に合計額を計算し一致することを確かめます。
仕訳日計表から転記
仕訳日計表に書かれてある合計額を総勘定元帳に転記していきます。
合計転記はこのような流れで行います。
次回のブログは、また別の例で仕訳日計表と総勘定元帳への転記をもう少し詳しく学習します。
今回はは全体の合計転記の全体の流れのみ掴んでおいてください。
今日も最後までありがとうございました。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第57問「伝票の記入」の仕訳問題を出題しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月23日
57問目「伝票の記入」
ブログもちょうど伝票のところなので
伝票推定の問題です😊
講義が終わり、美容室という
癒しの空間にてイラスト書き終わりました!
おさらいは149話✨#簿記 #日商簿記 #イラスト簿記#長崎 pic.twitter.com/5xu06ppP4Z