今日の学習内容
前回から帳簿の学習がスタートしました。各種帳簿の書き方に入る前にこれまで仕訳を転記してきたTフォーム(T勘定)の書き方を学習します。
総勘定元帳
総勘定元帳は主要簿のひとつで、仕訳した勘定科目ごとに転記をします。
これまで仕訳を学習する中で、見てきたのは総勘定元帳の略式で、TフォームとかT勘定などと呼ばれているものです。
T フォームへ記入する項目
これまでは、数字のみを書いていましたが、略式には以下のものを記入します。
- 取引の日付
- 相手勘定科目
- 金額
「現金5,000/売上5,000」の仕訳の記入例です。
金額だけ記入していたら、現金の増加の理由はわかりませんが、イラストのように相手勘定が書いてあることで取引の内容もわかりますね。
「4月1日に商品5,000円を現金で売り上げた」という内容がわかります。
慣れないと、「借方に売上があるように見えてしまう」と混乱する受講生の方もいらっしゃいます。
この例で、現金のTフォームの左側に5,000円があるということは、現金が5,000円増加した処理です。
略式Tフォームの記入例
「相手勘定を書くと、なぜか貸借逆に転記してしまう。」という方は、 この順番で記入しましょう。
- 日付と金額を記入
- 相手勘定を記入
相手勘定が2つ以上の時は「諸口」と記入します。
イラストの例では、「売上」の相手勘定科目は「売掛金と現金」と2つあります。
なので、売上のTフォームの相手勘定は「諸口」と記入しています。
これが総勘定元帳の略式の記入方法です。
次回は、略式ではない総勘定元帳の記入と仕訳帳の書き方を学習します。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第33問「決算の仕訳(費用の見越し)」の仕訳問題を出題しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年5月30日
33問目「決算の仕訳(費用の見越し)」
今日から、少しずつ決算日の仕訳も
出題していきますね!
費用の未払い分を計上しましょう!#簿記#日商簿記#イラスト簿記問題編 pic.twitter.com/wtqRZ56cd9