今日の学習内容
補助記入帳である、小口現金出納帳の書き方を学習します。
小口現金
日々生じる少額の経費に備えて、各部署に渡しておく少額のお金を「小口現金」といいます。
定額のお金を渡しておく制度を「定額資金前渡法(インプレスと・システム)」といいました。
小口現金出納帳
小口現金出納帳は、小口現金をお金を預かっている小口係(用度係)が管理するための帳簿です。
53話で学習したように、小口現金の処理で仕訳の処理が異なる場合がありました。
- 小口現金の補給と報告のタイミングが異なる場合。
(報告の翌週や翌月補給など) - 小口現金の補給を報告が同時の場合
小口現金出納帳の記入でも、どちらのタイミングで補給を行うかで締め切り方法が異なりますので、この2つの記入方法をみていきましょう。
小口現金出納帳の記入項目
小口現金の支払い記入
日々の支払いの記録は、補給のタイミングに関係なく同じ書き方です。
では、これから締め切り方について書き方を確認しましょう。
締め切りや補給のタイミングの違いでの記入方法の違いを確認しましょう。
補給を報告のタイミングが異なる場合
補給は翌週なので、週末(月末)に支払いと内訳の合計を出します。
小口現金の残額を次週(次月)繰越として記入します。
3,200円が小口現金の残りなので、この金額を繰り越します。
受入と支払いの合計が一致していることを確認し、二重線で締め切ります。
前週より繰り越された3,200円を「前週繰越」と記入。
週明けに補給した1,800円を記入します。
補給と報告のタイミングが同時の場合
週末(月末)に支払い分の集計を行った後、補給をして繰越を行います。
補給のタイミングが異なると締め切り方が違いますので注意してください。
報告・補給のタイミングが異なる時
→週末の残りを繰り越す
報告・補給のタイミングが同時の時
→補給後の金額を繰越す
以上で小口現金出納帳の記入方法の説明が完了しました。
次回のブログは、「仕入帳」の記入方法です。
今日も最後までありがとうございました。
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