今日の学習内容
精算表の書き方を決算整理を行いながら学習していきます。
今日の仕訳のテーマは「当座借越」です。
当座借越のおさらい
当座借越の処理は、67話で学習しました。
銀行が一時的に立て替えてくれるマイナスの当座預金を表す勘定科目が当座借越です。
銀行に借りていることを表しており、決算の時当座預金の残高がこのような状態の時に処理を行います。
当座借越の振り替えは、当座預金の貸方残高を当座預金に移す処理です。
決算の時に当座預金勘定の残高が貸方だったら、当座借越(負債)に移動する。
※問題によっては、当座借越ではなく、借入金(負債)で処理する場合があります。
今日は、例題を2つ使って、当座借越の決算整理仕訳を精算表に書いていきましょう。
当座借越に振り替える場合
「決算において、当座預金が3,000円の貸方残高であるため、当座借越に振り替える。」
Step1.仕訳をする
貸方に当座預金の残高があるので、残高を0にして、当座借越に振り替えます。
- 当座預金 3,000/
- 当座預金 3,000/当座借越 3,000
当座預金の残高を0円にして、当座借越に移動させます。
Step2.修正記入に仕訳を書く
「当座預金3,000/当座借越3,000」の仕訳を修正記入に書きます。
仕訳と同じ勘定科目に、同じ方向にそのまま書いてください。
Step3.それぞれの勘定科目の残高を記入
これから、精算表にある各勘定科目の残高を、属するグループのところに記入していきます。
【当座預金】
- 修正記入あり→試算表と修正で残高0になった
- 残高がないので、決算書の項目には書きません。
【当座借越】
- 修正記入あり→試算表0円で、修正で残高貸方3,000円になった
- 当座借越は負債なので、「貸借対照表」の貸方に記入
これで、当座借越の精算表の記入は完了です。
次に、当座借越ではなく、借入金に振り替える場合の例題です。
借入金に振り替える場合
「決算において、当座預金が3,000円の貸方残高であるため、借入金に振り替える。」
今度は、当座借越ではなく「借入金(負債)」に振り替える問題です。
考え方は、当座借越と同じです。
借入金も当座借越と同じ負債です。
決算時に、「銀行に負債があるよ。」とうことを決算書に表示するためにこのような処理を行います。
今日も最後までありがとうございます。
引き続き、明日は精算表と決算整理事項「貯蔵品の振り替え」の処理を学習します。
今日の練習
例題と同じフォームを用意しましたので、仕訳と精算表の記入をおさらいしたい方は使ってください。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第7問「賃貸契約の解約」です。
敷金の処理を行う問題です。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年5月4日
第7問目「賃貸契約の解約」
敷金などに関わる仕訳です。
敷金を払った時どう処理してた?なども
合わせておさらいしましょう!
おさらいは、
61話のブログをチェック✨
電卓で1時間も
遊んでしまった😅
CASIOさんありがとう😊#日商簿記#イラスト簿記問題編#簿記3級 pic.twitter.com/H0bFGjCA13