今日の学習内容
精算表の書き方を決算整理を行いながら学習していきます。
今日の仕訳のテーマは「現金過不足」です。
現金過不足のおさらい
現金過不足の処理は、66話で学習しました。
決算時に、原因不明のまま現金過不足勘定に残高がある時は、雑損(費用)または雑益(収益)に振り替えて、現金過不足勘定を0にします。
決算時には現金過不足は残高0円にする!
現金過不足勘定の残高がどちらにあるかで、雑損か雑益に振り替えます。
今日は、精算表の書き方と現金化不足の処理を確認します。
現金過不足の例題1
「決算において、現金過不足が借方に100円あるが、原因が分からないので雑損か雑益で処理する。」
※勘定科目は、資産から順に並んでいますが、表が大きいため、勘定科目の一部をつめて表示しています。
慣れるまで、仕訳から書くステップ1つずつ書いていきますね。
Step1.仕訳をする
借方に現金過不足があるので、残高を0にして、雑損に振り替えます。
- /現金過不足 100
- 雑損100/現金過不足 100
Step2.修正記入に仕訳を書く
「雑損100/現金過不足100」の仕訳を修正記入に書きます。
仕訳と同じ勘定科目に、同じ方向にそのまま書いてください。
Step3.それぞれの勘定科目の残高を記入
これから、精算表にある書く勘定科目の残高を、属するグループのところに記入していきます。
【現金】
- 修正記入はなし→数字そのまま
- 現金は資産なので貸借対照表の借方に記入
【現金過不足】
- 修正記入あり→試算表と修正で残高0になった
- 残高がないので、決算書の項目には書きません。
【雑損】
- 修正記入あり→試算表0円で、修正で残高借方100円になった
- 雑損は費用なので、「損益計算書」の借方に記入
これで現金過不足に関する精算表の記入は完成です。
現金過不足の例題2
「決算において、現金過不足が貸方に600円あるが、原因不明のため、適切な処理をした。」
「適切な処理」は雑損か雑益で処理をしなさいという意味です。
Step1.仕訳をする
貸方に現金過不足があるので、残高を0にして、雑益に振り替えます。
- 現金過不足 600/
- 現金過不足 600/雑益 600
現金過不足の例題3
「決算において、現金過不足について調査したところ、受取手数料200円の記入漏れがあることが判明した。残額は原因不明のため、適切な処理をした。」
この問題は、決算整理の時に現金過不足の原因が一部判明したケースです。
原因がわかった受取手数料は計上しましょう。
残りの現金過不足は雑益で処理します。
このような手順で記入していきます。
修正仕訳を正しく行い、残高は損益計算書か貸借対照表のグループかを判断して残高を書けるようにしましょう。
練習用フォーム
書き方の練習用に、説明した例題の1と2のみ練習用として準備しました。
今日も最後までありがとうございます。
引き続き、明日は精算表と決算整理事項「当座借越」の処理を学習します。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第6問「小口現金の仕訳」です。
小口現金の報告を受けた時の問題です。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年5月3日
第6問目「小口現金の仕訳」
小口現金の報告時の仕訳です。
問題少し長めですが、しっかり読んで解いてみましょう!
この問題のおさらいは、
ブログで53話をチェック✨#日商簿記#イラスト簿記問題編#簿記3級 pic.twitter.com/qW8XBLEAMo