いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
このイラストは、隙間時間に、イラストで簿記を学べるように作成しています。
日商簿記3級の範囲をイラストで紹介しています。
今日の学習内容
購入した土地を売却しようとしています。帳簿にある土地が、いくらで売れたかで仕訳が異なってくるので、その練習をします。
今日は、所有する固定資産の土地を売却した時の仕訳を学習してみましょう。
固定資産の売却
固定資産は、取得原価(購入代価+付随費用)で帳簿に記載されています。
取得原価より高く売れた場合は、儲かりますね。逆に取得原価より安く売った場合は損をすることになります。
今日は、取得原価1,000,000円の土地を売却した仕訳をします。
- 土地を1,300,000円で売却した場合。(得した)
- 土地を900,000円で売却した場合。(損した)
本日新しく登場する勘定科目
「固定資産売却益」勘定
固定資産を売却したときに、得た利益(儲け)を表す勘定科目。
- 「固定資産売却益」は収益のグループ
- 収益グループなので、損益計算書の右側に記載されます。
- 収益は損益計算書の右に書かれているので
固定資産売却益(+)→ 右(利益が増加)
固定資産売却益(ー)→ 左(利益が減少)
「固定資産売却損」勘定
固定資産を売却したときに、損をした金額を表す勘定科目。
- 「固定資産売却損」は費用のグループ
- 費用グループなので、損益計算書の左側に記載されます。
- 費用は損益計算書の左に書かれているので
固定資産売却損(+)→ 左(損失が増加)
固定資産売却損(ー)→ 右(損失が減少)
土地を取得原価より高く売った場合の仕訳
「土地(取得原価1,000,000円)を1,300,000円で売却し、代金は現金で受け取った。」
土地を売って300,000円利益が出ていますね!
取得原価 1,000,000円<売却価格 1,300,000円
【仕訳の考え方】
1、現金(資産)が増加した。
2、土地(資産)が減少した。
3、貸借の差額で、売却益を計算
1、現金(資産)が増加した。
⇨現金(+)なので借方の左
(借) 現金 1,300,000 /
2、土地(資産)が減少した。
⇨土地(ー)なので貸方の右
※土地の帳簿価格は1,000,000円です。
(借)現金 1,300,000 / 土地 1,000,000
3、固定資産売却益(収益)が増加した。
⇨固定資産売却益(+)なので貸方の右
(借)現金 1,300,000 / 土地 1,000,000
/固定資産売却益300,000
土地を取得原価より安く売った場合の仕訳
「土地(取得原価1,000,000円)を900,000円で売却し、代金は現金で受け取った。」
土地を売って 100,000円損していますね!
取得原価 1,000,000円>売却価格 900,000円
【仕訳の考え方】
1、現金(資産)が増加した。
2、土地(資産)が減少した。
3、貸借の差額で、売却損を計算
1、現金(資産)が増加した。
⇨現金(+)なので借方の左
(借) 現金 1,300,000 /
2、土地(資産)が減少した。
⇨土地(ー)なので貸方の右
※土地の帳簿価格は1,000,000円です。
(借)現金 1,300,000 / 土地 1,000,000
3、固定資産売却損(費用)が増加した。
⇨固定資産売却損(+)なので借方の左
(借)現金 900,000 / 土地 1,000,000
固定資産売却損100,000/
固定資産の売却益と売却損は、貸借差額を計算して
左に書く場合→費用の増加=売却損
右に書く場合→収益の増加=売却益
と考えても大丈夫ですよ。
それでは、また明日。
Twitterは 116 話「精算表の全体を見てみよう」まで公開しています!
簿記きほんのき116
— アヤコ@かんたん!イラストで分かる簿記 (@easy_boki) 2020年3月16日
「精算表の全体を見よう」
今日は精算表の全体を見てみましょう。
集計などの場所や、損益計算書や貸借対照表への
書き写す場所などを確認してください。
確認用をコメント欄にいれます!#イラスト簿記#勉強垢 #簿記 #簿記2級#簿記3級 #経理#長崎 #日商簿記 pic.twitter.com/lj5y3oK8VE