かんたん!イラストで分かる簿記

長崎で簿記講師をしています。イラストで簿記を学んでみましょう!

簿記きほんのき38【仕訳】貸付金の仕訳

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簿記きほんのき38

いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
このイラストは、隙間時間に、イラストで簿記を学べるように作成しています。

時間がない方は、イラストだけでも確認してみてください。

本文は、イラストの内容を少し詳しく書いたもので、少し理解が足りないな?もしくは、もう少しプラスしたいなという時にご覧ください!!

 

今日の学習内容

 

イラストの内容

今日は、マチ子社長がマリさんにお金を貸し、返済してもらうまでの仕訳です。もちろん、利息もいただきますよ。

今日は、貸付金の仕訳と受取った利息の処理を学習します。

 

貸付金勘定

お金を貸して、後で返してもらう権利を表す勘定科目です。

  • 「貸付金」は資産のグループ(後でもらえる権利)
  • 資産グループなので、貸借対照表の左側に記載されます。
  • 資産は貸借対照表の左に書かれているので
    貸付金(+)→ 左(もらえる権利が増加)
    貸付金(ー)→ 右(もらえる権利が減少)

 

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受取利息勘定

利息を受取った時に使用する勘定科目です。

  • 「受取利息」は収益のグループ
  • 収益グループなので、損益計算書の右側に記載されます。
  • 収益は損益計算書の右に書かれているので
    受取利息(+)→ 右(収益の増加)
    受取利息(ー)→ 左(収益の減少)

 

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お金を貸し付けた時の仕訳

マリ雑貨店に現金70,000円を年利5%、6ヶ月後の返済の約束で貸し付けた。

 この時は、利息は返済時にもらう約束なので、利息の仕訳は登場しません。

 

【仕訳の考え方】
 1、現金が減少した。
 2、貸し付けたお金をもらう権利が増加した。

 

  1. 現金が減少した。
      ⇨現金(ー)なので貸方の右

    (借)     現金 70,000


  2. 貸し付けたお金をもらう権利が増加した。 
      ⇨貸付金(+)なので借方の左

    (借)貸付金 70,000/(貸)現金 70,000

 

これでお金を貸した時の仕訳の完成です!

続いて、返済された場合を考えていきましょう!

 

貸付金が利息とともに返済された時の仕訳

返済日になり、元金70,000円と6ヶ月分の利息とともに、現金で返済された。

 

いくら現金を受け取れるかを考えるには、まずは利息を計算しましょう。

 

利息の計算
年利は5%なので、かけると1年分の利息となります。

70,000円×5%=3,500円(これは1年分の利息です。)

半年分の利息 70,000円×5%×6/12=1,750円

 

返済時にもらえる金額

(元金)70,000円+(利息)1,750円=71,750円 

 

【仕訳の考え方】
 1、現金が71,750円増加した。
 2、貸し付けたお金をもらえる権利が減少した。
 3、利息を受け取り収益が増加した。

 

  1. 現金という資産増加した。
     増えた現金は、元金と利息の合計です。
      ⇨現金(+)なので借方の左

    (借)現金 71,750 


  2. 貸付金のもらえる権利(資産)が減少した。 
     貸付金の残高は70,000円あった。
      ⇨貸付金(ー)なので貸方の右

    (借)現金 71,750 / (貸)貸付金 70,000


  3. 利息を受取った(収益)が増加した。
    利息を受取った場合は「受取利息」を使います。
      ⇨受取利息(+)なので貸方の右

  (借)現金 71,750 / (貸)貸付金    70,000
           /      受取利息     1,750

 

貸付金の返済と、利息の受取った仕訳の完成です。 

 

役員貸付金

一般的な貸付金と、会社の取締役や社長に貸し付けたものは区別して記帳します。

役員に貸し付けた時は、役員貸付金(資産)の勘定科目を使用しましょう。

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