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このイラストは、隙間時間に、イラストで簿記を学べるように作成しています。
時間がない方は、イラストだけでも確認してみてください。
本文は、イラストの内容を少し詳しく書いたもので、少し理解が足りないな?もしくは、もう少しプラスしたいなという時にご覧ください!!
今日の学習内容
イラストの内容
今日は、マチ子社長がマリさんにお金を貸し、返済してもらうまでの仕訳です。もちろん、利息もいただきますよ。
今日は、貸付金の仕訳と受取った利息の処理を学習します。
貸付金勘定
お金を貸して、後で返してもらう権利を表す勘定科目です。
- 「貸付金」は資産のグループ(後でもらえる権利)
- 資産グループなので、貸借対照表の左側に記載されます。
- 資産は貸借対照表の左に書かれているので
貸付金(+)→ 左(もらえる権利が増加)
貸付金(ー)→ 右(もらえる権利が減少)
受取利息勘定
利息を受取った時に使用する勘定科目です。
- 「受取利息」は収益のグループ
- 収益グループなので、損益計算書の右側に記載されます。
- 収益は損益計算書の右に書かれているので
受取利息(+)→ 右(収益の増加)
受取利息(ー)→ 左(収益の減少)
お金を貸し付けた時の仕訳
「マリ雑貨店に現金70,000円を年利5%、6ヶ月後の返済の約束で貸し付けた。」
この時は、利息は返済時にもらう約束なので、利息の仕訳は登場しません。
【仕訳の考え方】
1、現金が減少した。
2、貸し付けたお金をもらう権利が増加した。
- 現金が減少した。
⇨現金(ー)なので貸方の右
(借) /現金 70,000 - 貸し付けたお金をもらう権利が増加した。
⇨貸付金(+)なので借方の左
(借)貸付金 70,000/(貸)現金 70,000
これでお金を貸した時の仕訳の完成です!
続いて、返済された場合を考えていきましょう!
貸付金が利息とともに返済された時の仕訳
「返済日になり、元金70,000円と6ヶ月分の利息とともに、現金で返済された。」
いくら現金を受け取れるかを考えるには、まずは利息を計算しましょう。
利息の計算
年利は5%なので、かけると1年分の利息となります。
70,000円×5%=3,500円(これは1年分の利息です。)
半年分の利息 70,000円×5%×6/12=1,750円
返済時にもらえる金額
(元金)70,000円+(利息)1,750円=71,750円
【仕訳の考え方】
1、現金が71,750円増加した。
2、貸し付けたお金をもらえる権利が減少した。
3、利息を受け取り収益が増加した。
- 現金という資産増加した。
増えた現金は、元金と利息の合計です。
⇨現金(+)なので借方の左
(借)現金 71,750 / - 貸付金のもらえる権利(資産)が減少した。
貸付金の残高は70,000円あった。
⇨貸付金(ー)なので貸方の右
(借)現金 71,750 / (貸)貸付金 70,000 - 利息を受取った(収益)が増加した。
利息を受取った場合は「受取利息」を使います。
⇨受取利息(+)なので貸方の右
(借)現金 71,750 / (貸)貸付金 70,000
/ 受取利息 1,750
貸付金の返済と、利息の受取った仕訳の完成です。
役員貸付金
一般的な貸付金と、会社の取締役や社長に貸し付けたものは区別して記帳します。
役員に貸し付けた時は、役員貸付金(資産)の勘定科目を使用しましょう。
Twitterは 102話「精算表(貯蔵品の振替え)」まで公開しています!
簿記きほんのき102
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年3月2日
「精算表(貯蔵品の振替え)」
決算の仕訳、忘れてないかな?と
おさらい兼ねて進めています。
貯蔵品の仕訳をもう一度確認したい方は、
68話です!#イラスト簿記#勉強垢 #簿記 #簿記2級#簿記3級 #経理#長崎 #日商簿記 pic.twitter.com/icz22cHiQo