今日の学習内容
前回のブログで山田くんが持った伝票の書き方の疑問は、一部が現金の仕訳だったらどうするのか?でした。今日は一部現金が入った仕訳を伝票に記入する方法を学習します。
一部現金取引とは
現金の増減ととそれ以外の取引がどちらも含まれている取引を、一部現金取引といいます。
一部現金取引の伝票記入
もちろん現金は入金伝票や出金伝票と、振替伝票の2つに記入します。この2つの伝票に記入す方法が2通りあります。
- 取引を分解して伝票を書く方法
- 2つの取引があったとみなして書く方法
今日は、1の取引を分解して書く方法を学習していきましょう!
取引例1
- 現金取引
100円は現金で売り上げ→入金伝票 - その他の取引
400円は掛けで売り上げ→振替伝票
このように取引を現金とその他の取引と仕訳を分解して、それぞれの伝票に記入します。
取引例2
- 現金取引
300円を現金仕入れ→出金伝票 - その他の取引
700円を掛け仕入れ→振替伝票
このように1つの取引を分解してそれぞれの伝票に記入します。
それでは、練習問題で確認しましょう。
練習問題は伝票から分解前の元の1つの取引を考える問題にしました。
チャレンジしてみましょう!!
練習問題
次の(1)及び(2)に示した各2枚の伝票は、それぞれある1つの取引について作成されたものである。これらの伝票から取引を推定してその仕訳を答えなさい。
練習問題解答
それぞれの伝票の仕訳を行い、合算することで仕訳が完成します。
以上が、取引を分解して伝票に記入する方法でした。
次回のブログでは、もう一つの方法、「2つの取引があったとみなして書く方法」を学習します。
今日も最後までありがとうございました。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第55問「証ひょうからの仕訳」の仕訳問題を出題しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月21日
55問目「証ひょうからの仕訳」
売上集計表を確認して
仕訳しましょう😃
今日は、金立サービエリアより
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