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簿記きほんのき114【精算表】消費税の処理

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簿記きほんのき114

今日の学習内容

消費税を税抜方式で仕訳をしている場合の、決算時の仕訳と精算表の書き方を学習します。 

 

 

税抜方式で使用する勘定(おさらい)
  • 仮払消費税(資産)
    税抜方式の処理において、消費税を支払った時に使用する勘定科目。
  • 仮受消費税(負債)

     税抜方式の処理において、消費税を預かった時に使用する勘定科目。

  • 未払消費税(負債)
    税抜方式の処理において、消費税を払う義務のある金額を表す勘定科目。 

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「消費税の納税額=預かっている消費税ー払っている消費税」でしたね。

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決算時に、納税額を計算し確定した金額を後日支払うので、未払消費税(後で払う義務の負債)を計上します。

 

この仕訳をもう一度おさらいする方は、94話ですよ。

www.easy-boki.com

 

それではここから今日の精算表の学習です。

 

消費税の処理精算表記入

今日の例題

決算日につき、仮払消費税40,000円と仮受消費税120,000円を相殺し、納付額を確定する。

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Step1.仕訳をする

1.仮払消費税(資産)を減少。
                              /仮払消費税 40,000

 

2.仮受消費税(負債)の減少。
仮受消費税 120,000/仮払消費税40,000

 

2.差額を未払消費税(負債)で計上。
仮受消費税 120,000/仮払消費税40,000
                                /未払消費税80,000

 

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Step2.修正記入に仕訳を書く

「Step1」の仕訳を修正記入に書きます。
仕訳と同じ勘定科目に、同じ方向にそのまま書いてください。  

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Step3.それぞれの勘定科目の残高を記入

これから、精算表にある各勘定科目の残高を、属するグループのところに記入していきます。

  

【仮払消費税】

  • 修正記入あり
    試算表左に40,000円の残高、修正で右に40,000円で最終的な残高は0円
  • 残高は0円なので、貸借対照表に記入なし

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【仮受消費税】

  • 修正記入あり
    試算表右に120,000円の残高、修正で左に120,000円で最終的な残高は0円
  • 残高は0円なので、貸借対照表に記入なし

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【未払消費税】

  • 修正記入あり
    試算表0円で修正で右に80,000円で80,000円の残高
  • 未払消費税は、負債の勘定科目なので
    貸借対照表の貸方に記入。 

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 これで、精算表の記入は完了です。 

今日も、練習問題で処理を確認してみましょう。

 

練習問題

決算日につき、仮払消費税55,000円と仮受消費税100,000円を相殺し、納付額を確定する。

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練習問題解答

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これで、税抜方式の精算表の記入は完了です。

 

今日も最後までありがとうございました。

次回の115話は、精算表「法人税の処理」です。

 

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