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簿記きほんのき104【精算表】貸倒引当金戻入

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簿記きほんのき104

今日の学習内容

 昨日の貸倒引当金繰入から続いて、今日は「貸倒引当金戻入」の学習をします。

 

 

貸倒引当金繰入(おさらい)

貸倒引当金の設定で、貸倒引当金の見積額を計算し、不足分の差額を補充する方法を昨日学習しました。 

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貸倒引当金戻入

貸倒引当金残高が見積額より多い場合は、貸倒引当金をマイナスして見積額と同じ金額になるように戻す処理します。

 

今年設定したい貸倒引当金は800円だが、すでに貸倒引当金の残高が1,000円ある。

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このような時に多すぎる貸倒引当金をマイナスする仕訳の時に使う勘定科目が
「貸倒引当金戻入」ですね。

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もう少しおさらいしたい方は、71話を確認してください。

 

www.easy-boki.com

 

貸倒引当金の設定

決算において、売掛金と受取手形の期末残高に対して、3%の貸倒引当金を設定する。

 

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貸倒引当金の見積額計算

仕訳をする前に、貸倒引当金の設定金額を計算しましょう。

  • 売掛金と受取手形の期末残高に3%の貸倒引当金の設定をする。
    50,000円×3%=1,500円
    貸倒引当金の残高を1,500円にしたいということです。

  • 貸倒引当金の残高を確認して、差額をマイナスします。
    残高が2,000円あるので、500円を戻入れます。

 

Step1.仕訳をする

  • 貸倒引当金を減少させる。
    貸倒引当金 500/

  • 貸倒引当金戻入を計上。
    貸倒引当金 500 /貸倒引当金戻入500

 

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Step2.修正記入に仕訳を書く

「Step1」の仕訳を修正記入に書きます。
仕訳と同じ勘定科目に、同じ方向にそのまま書いてください。 

   

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Step3.それぞれの勘定科目の残高を記入

これから、精算表にある各勘定科目の残高を、属するグループのところに記入していきます。

 

【売掛金・受取手形】

  • 修正記入なし
  • 売掛金と受取手形は共に資産なので、貸借対照表の借方に記入。

 

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【貸倒引当金】

  • 修正記入あり→試算表2,000円と修正でマイナス500円で
    1,500円になった
  • 貸倒引当金は資産のマイナスを表す科目なので、
    貸借対照表の貸方に記入。

 

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【貸倒引当金戻入】

  • 修正記入あり→試算表0円と修正でプラス500円で
    500円の残高
  • 貸倒引当金戻入は収益なので、損益計算書の貸方に記入。

 

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 これで、貸倒引当金戻入れに関する精算表の記入は完了です。

 

貸倒引当金の仕訳確認

貸倒引当金の仕訳を確認する例を書いてみました。
見積額を計算し、貸倒引当金の残高を確認して、繰入か戻入の仕訳を行います。

 

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精算表の問題では、「貸倒引当金繰入」の方が出題されることが多いですね。 

 

今日も最後までありがとうございました。

次回の105話は、精算表「減価償却費」です。

 

 

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