いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
このイラストは、隙間時間に、イラストで簿記を学べるように作成しています。
日商簿記3級の範囲をイラストで紹介しています。
日商簿記の試験まで後97日(3月9日現在)頑張っていきましょう!
今日の学習内容
イラストの内容
商品が売れましたが、お客様の支払い方法はクレジットカードでした。
カードの支払いができることも知らなかった山田くん。クレジットカードで販売した時の処理を学びます。
今日は、クレジットカードで販売した時、入金された時の仕訳です。
クレジットカード払いでの商品販売
お客様にとってクレジットカードで支払いができれば便利ですよね。
クレジットカードでの支払いは、お客様の利便性が上がり、お店側も代金がカード会社から支払われるので安心です。
ただし、カード会社から支払われる場合には、手数料を引かれた残高が支払われます。
※以下、クレジットカード⇨カードと表記。
処理は、この2つを学習します。
- カード払い商品を販売した時の仕訳
- カードで販売した代金が入金された時の仕訳
本日新しく登場する勘定科目
「クレジット売掛金」勘定
カードの代金を後で受け取れる権利が発生したときに使う勘定科目。
- 「クレジット売掛金」は資産のグループ
- 資産グループなので、貸借対照表の左側に記載されます。
- 資産は貸借対照表の左に書かれているので
クレジット売掛金(+)
→ 左(お金をもらえる権利が増加)
クレジット売掛金(ー)
→ 右(お金をもらえる権利が減少)
「支払手数料」勘定
銀行の送金手数料など、手数料を支払ったときに使う勘定科目。
- 「支払手数料」は費用のグループ
- 費用グループなので、損益計算書の左側に記載されます。
- 費用は損益計算書の左に書かれているので
支払手数料(+)→ 左(手数料の費用が増加)
支払手数料(ー)→ 右(手数料の費用が減少)
カード払いで商品を販売した時の仕訳
「商品50,000円をカード払いで販売した。手数料は3%で、販売時に手数料を計上する。」
販売しており、売上が計上され、後で入金されるのでクレジット売掛金が発生します。ただし、手数料が引かれるので、その手数料を計算し、今回の仕訳で費用として計上しましょう。
クレジット会社に支払う手数料
50,000×3%=1,500円 ⇨支払手数料です。
1,500円の手数料を差し引かれて分を受け取ります。
会社が受け取るのは、50,000ー1,500円=48,500円でクレジット売掛金を使います。
【仕訳の考え方】
1、商品の売上(収益)が増えた。
2、カード代金をもらえる権利(資産)が増加した。
3、支払手数料(費用)が増加した。
1、売上(収益)が増加した。
⇨売上(+)なので貸方の右
(借) /売上 50,000
2、カード代金をもらえる権利(資産)が増加した。
⇨クレジット売掛金(+)なので借方の左
(借)クレジット売掛金 48,500/売上 50,000
3、支払手数料(費用)が増加した。
⇨支払手数料(+)なので借方の左
(借)クレジット売掛金 48,500/売上 50,000
支払手数料 1,500/
カードの代金が入金された時の仕訳
「カードで販売した50,000円の代金が、手数料1,500円を差し引かれて当座預金に入金された。なお、手数料は販売時に計上している。」
手数料は販売時に計上している
→売った時に「支払手数料」が済んでいる。
【仕訳の考え方】
1、カード代金をもらえる権利(資産)が減少した。
2、当座預金が増加した。
1、カード代金をもらえる権利(資産)が減少した。
⇨クレジット売掛金(ー)なので貸方の右
(借) /クレジット売掛金 48,500
2、当座預金(資産)が増加した。
⇨当座預金(+)なので借方の左
(借)当座預金 48,500/クレジット売掛金 48,500
今日は、ここまで!
いつも読んでくださる皆様本当にありがとうございます。
Twitterの方も、たくさんの方が簿記学習に使ってくださり、本当に嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
Twitterは 108話「精算表(費用の繰延べ)」まで公開しています!
簿記きほんのき108
— アヤコ@かんたん!イラストで分かる簿記 (@easy_boki) 2020年3月8日
「精算表(費用の繰延べ)」
今日は費用の繰延べです。
費用として計上されている分に、次期の分が入っている場合は
次期分を除く処理ですね。
今日は、素敵なプレゼントが届き、
とてもよい1日でした!#イラスト簿記#勉強垢 #簿記 #簿記2級#簿記3級 #経理#長崎 #日商簿記 pic.twitter.com/pDZgFvg486