前回のマンガで「旅費交通費」が登場して、費用のお話をしました。
今日は、他にも色々な費用があるよということ、改めて費用とは?
この部分の学習をしましょう。
費用とは
事業の収益を得るために、費やされたものです。
- 商品を売りに行くのに、交通費を使った
- 販売するお店のテナント料を払った。
会社の収益を上げるためには、
- テナントも借りなければいけない。
- チラシも作って配らないといけない。
- 給料も払わないといけない。 などなど
このように、売上などの収益を上げるために必要な支出した時、その費用の種類がわかる勘定科目を使い仕訳して帳簿に書きます。
注意したいのは、お金を払ったものが全て費用ではないということです。
実際、お金の支払いがなくても費用を計上するものも登場したり、お金の支払いが
あったのに費用発生とは処理をしない場合もあります。
これから、色々な取引の仕訳が登場しますので、少しずつ確認していきましょう。
費用は、損益計算書に記載される
- 損益計算書の借方(左側)に書かれる
- 費用の発生→左側(借方)
- 費用の減少→右側(貸方)
勘定科目の決め方
勘定科目は特に決まっているわけではありません。
ただし、一般的に使用されている取引内容が分かるものを使いましょう。
(簿記の試験では、使用する勘定科目が指定されていたりします)
会社建物の損害保険→保険料(支払保険料)
利息を払った→支払利息
マンガのように、「山田」という勘定科目は何の取引?資産なの?費用なの?
山田くん以外の人は困ってしまいますね。
今日は、色々な費用があるよってお話でした。
次回は、仕訳の流れをもう一度確認して、商品売買などの具体的な取引を確認していきます。
18話より、日商簿記3級範囲の学習がスタートしていきますよ♬