かんたん!イラストで分かる簿記

長崎で簿記講師をしています。イラストで簿記を学んでみましょう!

簿記きほんのき16【仕訳】その他の費用

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簿記きほんのき16

前回のマンガで「旅費交通費」が登場して、費用のお話をしました。

今日は、他にも色々な費用があるよということ、改めて費用とは?
この部分の学習をしましょう。

費用とは

事業の収益を得るために、費やされたものです。

  • 商品を売りに行くのに、交通費を使った
  • 販売するお店のテナント料を払った。

 

会社の収益を上げるためには、

  • テナントも借りなければいけない。
  • チラシも作って配らないといけない。
  • 給料も払わないといけない。  などなど

このように、売上などの収益を上げるために必要な支出した時、その費用の種類がわかる勘定科目を使い仕訳して帳簿に書きます。

注意したいのは、お金を払ったものが全て費用ではないということです。
実際、お金の支払いがなくても費用を計上するものも登場したり、お金の支払いが
あったのに費用発生とは処理をしない場合もあります。

これから、色々な取引の仕訳が登場しますので、少しずつ確認していきましょう。

 

費用は、損益計算書に記載される

  • 損益計算書の借方(左側)に書かれる
  • 費用の発生→左側(借方)
  • 費用の減少→右側(貸方)

勘定科目の決め方

勘定科目は特に決まっているわけではありません。
ただし、一般的に使用されている取引内容が分かるものを使いましょう。
(簿記の試験では、使用する勘定科目が指定されていたりします)

  会社建物の損害保険→保険料(支払保険料)
  利息を払った→支払利息

マンガのように、「山田」という勘定科目は何の取引?資産なの?費用なの?
山田くん以外の人は困ってしまいますね。

 

今日は、色々な費用があるよってお話でした。

次回は、仕訳の流れをもう一度確認して、商品売買などの具体的な取引を確認していきます。

18話より、日商簿記3級範囲の学習がスタートしていきますよ♬

 

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