かんたん!イラストで分かる簿記

長崎で簿記講師をしています。イラストで簿記を学んでみましょう!

簿記きほんのき17 仕訳の流れを確認

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簿記きほんのき17

何度も繰り返しになりますが、大事な基本なので、
仕訳の流れを今日は確認します。
ここでは、日商簿記で学ぶ、複式簿記の仕訳について説明しています。

 

単式簿記と複式簿記

単式簿記→お金の増減だけを記録するお小遣い帳のようなものです。

複式簿記→お金や物の増減だけでなく、その増減した理由も記録します。

 

単式簿記は、結局いくら今お金の残高があるという結果のみの記録ですね。

複式簿記は、イラストの中にもあるように理由や原因、そして結果まで記録
されます。

  • お金が減った→給料を払ったから
  • お金が増えた→商品が売れたから
  • 打ち合わせに行く交通費を使った→お金が減った
  • お金が増えた→借金したから

仕訳のステップ

①取引内容を勘定科目に置き換える

たくさんある取引を文章でなく、仕訳で記録するために勘定科目を使います。

 例えば先ほどの例「お金が減った→給料を払ったから」

   この取引を勘定科目に置き換えて見ましょう。

  • お金が減った→「現金」
  • 給料を払った→「給料」
 
②左(借方)と右(貸方)に分ける

どの勘定科目を左にするか、右にするかは決算書の5つ要素が基準になります。

「資産」・「負債」・「純資産」「費用」・「収益」

  • 「現金」は資産のグループ→資産グループは減ったら右
  • 「給料」は費用のグループ→費用グループは増えたら左

 

ということで、給料が50,000円だったら

    借方(左)   貸方(右)

  給料 50,000 / 現金 50,000    仕訳の完成です。

 

色々な取引がありますが、これを文章でなく仕訳という形で表現できるってすごいですよね!!

 

そして、仕訳の、左右のそれぞれ合計は一致するということも忘れずに!

さぁ、これから色々な取引を仕訳していきましょう!

 

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