日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、証ひょうを確認して仕訳をする問題です。
会社で使うものを購入しています。
問題83
証ひょうからの仕訳
会社で使用する事務用品を購入し、請求書を受け取った。代金は来月末に支払う。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
今回の仕訳は、証ひょう(取引の証拠となる書類)に書かれてある内容を確認して仕訳を行います。
今回は、事務用に使うものを購入して「請求書」を受け取っています。請求書に記載されているものは以下の3つです。
- コピー用紙
- ボールペン
- 送料
コピー用紙とボールペンは、消耗品費(費用)ですが、送料はどう仕訳するのかという疑問が出てきますね。
※実務では、消耗品費とせず「事務用品費」などを使っていることもありますので、会社の使用している勘定科目を確認しましょう。
事務用品や少額な物品などの消耗品を購入した時の送料を自社が負担した時は、消耗品の購入原価に含めます。
ということで、消耗品費は送料を含めた総額を計上します。
今回は、税抜処理などの指示はありませんので、税込みで仕訳を行いましょう。
今回の処理はこの内容ですね。
- 消耗品費の処理
- 代金後払いの処理
【仕訳の考え方】
1、消耗品費(費用)の増加
2、未払金(負債)の増加
1、消耗品費(費用)の減少
⇨費用(+)なので借方の左
消耗品費 11,000/
2、未払金(負債)の増加
⇨負債(+)なので貸方の右
消耗品費 11,000/ 未払金 11,000
これで取引の仕訳が完了です。
次回は、問題編84「売上取引(手形・売上諸掛り)」の問題にチャレンジしてみましょう。
諸掛りは、相手負担の問題です!
今日も最後までありがとうございました。