日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、証ひょうを確認して仕訳をする問題です。
会社で使用するプリンターなどを購入した請求書を確認します。
問題87
証ひょうからの仕訳
事務作業で使用するものを購入し、納品とともに請求書を受け取った。
代金は後日支払うこととした。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
仕訳は、証ひょう(取引の証拠となる書類)に書かれてある内容を確認して仕訳を行います。
今回は、会社で使用するものを購入しています。販売する商品ではないので、内容を確認して適切な勘定科目で計上しましょう。
内容を確認すると、備品と消耗品を購入しています。
そして、プリンターの設置料が入っていますね。
今回の処理はこの内容ですね。
- 備品購入の処理
- 消耗品費の処理
- 後で支払う代金の処理
【仕訳の考え方】
1、備品(資産)の増加
2、消耗品費(費用)の増加
3、未払金(負債)の増加
1、備品(資産)の減少
⇨資産(+)なので借方の左
備品 341,000/
※備品などの固定資産の購入にあたりかかった付随費用(設置料や運賃など)は固定資産の価格に含めて処理します。
2、消耗品費(費用)の増加
⇨費用(+)なので借方の左
備品 341,000/
消耗品費3,300/
3、未払金(負債)の増加
⇨負債(+)なので貸方の右
備品 341,000/未払金 344,300
消耗品費 3,300/
※販売する商品以外の購入での後払いなので、未払金です。
これで取引の仕訳が完了です。
次回は、問題編88「証ひょう(普通預金の明細)」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。