今日の学習内容
前回まで得意先の売掛金の詳細を確認する売掛金元帳と買掛金の詳細を確認する買掛金元帳 を学習しました。
今日は、掛けの残高のみを確認するための表について学習します。
掛明細表
- 売掛金明細表・・売掛金の残高がわかる明細表
- 買掛金明細表・・買掛金の残高がわかる明細表
売掛金元帳や買掛金元帳は、増減が詳しく書いてあるのに対し、掛け明細表は残高のみを記載した表です。
残高のみを確認する表です。
売掛金と買掛金の5月25日現在の各残高が書かれた明細表です。
例えば、A商事を見てみましょう。
5月25日は売掛金残高は1,200円あり、31日には1,500円あるということがわかります。
26日から31日の間に、売掛金が増える取引があったということですね。
さらに、各社の簡単な取引の例を入れてみてみましょう。
このように残高を確認できるのが、「掛明細表」です。
日商簿記3級で出題される掛明細表
簿記の試験では、第3問で試算表を作成する際に、掛け明細表も作成するケースも多いですね。参考までに簡単な問題を書いてみましたので、確認してみてください。
解答欄
実際の問題は取引数がもっと多いですが・・・。
イラストにあるように、26日から31日までの取引を行い、残高試算表と掛明細表を作ります。
掛けの残高を把握するために得意先と仕入れ先をメモした仕訳です。
先ほどの仕訳をTフォームにしました。
- Tフォームの残高→残高試算表へ
- 店ごとのTフォーム→掛明細表 へ
このように掛明細表は、それぞれの掛残高を把握するものです。
第3問の試算表は、時間短縮をしつつ、正確に集計できるような下書きの工夫が必要です。
今日は掛明細表がどんなものかを確認するブログでした。
(解き方のテクニックではなく、基本的な問題の解説です。)
作成する際は、それぞれのTフォームを作成して残高を集計してみてくださいね。
今日もブログをみてくださり、ありがとうございました。
次回は、商品有高帳の基本です。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第44問「法人税等」の仕訳問題を出題しています。
法人税の納付時の仕訳問題です。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月10日
44問目「法人税等」
中間納付をしている場合の
税金が確定した時の仕訳です😃
おさらいは96話です!#簿記 #日商簿記 #イラスト簿記 pic.twitter.com/tVXkHxSW7n