今日の学習内容
販売する商品の詳細を記録する商品有高帳の学習をスタートします。今日はこの帳簿はどんなものか概要を確認するブログです。
商品有高帳とは
商品有高帳とは、商品の種類ごとに商品の出入りや在庫などを管理する補助元帳です。
商品有高帳の記入項目
商品の数量、単価、金額が書かれており、商品の原価で記入します。
①商品名
商品名を記入します。商品ごとに帳簿を作成します。
②摘要欄
商品の出入りがある「仕入」「売上」などの取引内容を簡単に記録します。
③受入欄
商品を受け入れた(仕入れた)時にに記入。
- 商品の数量
- 単価
- 金額
④払出欄
商品を払い出した(売り上げた)時に記入。
- 商品の数量
- 単価
- 金額
※単価、金額は原価で記入します。売価ではないので注意しましょう。
⑤残高欄
残っている商品について記入。
- 商品の数量
- 単価
- 金額
イラスト内の取引内容は以下の通りです。
りんごの出入りや残高などがわかりますね。
4/1の取引(受入)
商品のりんご50個を@50で仕入れた。
4/2の取引(払出)
商品20個を@300円で売り上げた取引ですが、受け入れたどの商品が払い出されたのかを記入します。(例は4/1に仕入れた@50円のりんご)
※売価ではなく、原価で記入します。
内訳欄に商品ごとの金額を記入し、合計額を金額欄に記入しましょう。
商品の払出単価
同じ商品でも、仕入れ先や時期が異なる場合は、仕入単価が異なる場合があります。
販売した時に、原価で単価と金額を記入しますが、単価の異なる商品がある場合は、払出欄にどの単価を書くのか困ってしまいます。
そこで、異なる単価で商品を仕入れた際に、払出単価を決定する方法が2つあります。
- 先入先出法(先に受け入れた商品から、払い出していく方法)
- 移動平均法(受け入れた都度、平均単価を計算していく方法)
次回からこの2つの方法について記入方法を学習していきます。
今日は、「商品有高帳」は商品の出入りや在庫を記載する表がどんな項目があるのか、そして記入方法が2つあることを学習しました。
今日も最後までありがとうございました。
次回は、商品有高帳(先入先出法)のブログです。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第45問「減価償却」の仕訳問題を出題しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月11日
45問目「減価償却」
決算整理のひとつ
減価償却の仕訳問題です😃
おさらいは74〜76話です!#簿記 #日商簿記 #イラスト簿記 pic.twitter.com/k5jnK1QqrE