今日の学習内容
補助記入帳の「支払手形記入帳」の記入方法を学習します。支払手形に関する取引の詳細を記入していく帳簿です。
支払手形記入帳の項目
仕訳で「支払手形」が登場するときにその内容を記録する帳簿です。
①手形種類
受け取った手形の種類を記入します。約束手形なら「約手」です。
※試験範囲改定により「約束手形」のみが試験範囲です。
②手形番号
手形に書いてある番号を記入します。
③適要
仕訳の相手科目を記入します。
「買掛金〇〇/支払手形〇〇」なら買掛金が相手科目です。
④受取人
手形の代金を受け取る人を記入します。
⑤振出人
手形を振り出した人を記入します。
⑥振出日
手形に記載されている振り出した日付を記入します。
⑦満期日
手形に記載されている満期日(手形代金が決済される日)を記入します。
⑧支払い場所
手形代金が支払われる金融機関名を記入します。
⑨手形金額
手形に記載されている金額を記入します。
⑩てん末
支払手形の代金を支払ったなどの減少について記載します。
・日付→支払手形が減少した日
・適用→「当座支払」など支払い方を記入
記入例の取引内容は以下の通りです。
4/20の取引(支払手形+)
タンス屋さんの買掛金500円の支払いのため、約束手形を振り出した。
買掛金 500/支払手形 500
6/22の取引(支払手形+)
マリ雑貨店より商品200円を仕入れ、代金は約束手形を振り出して支払った。
仕入 200/支払手形 200
7/31の取引(支払手形ー)
4/20に当社が振り出した約束手形が満期となり、当座預金より支払われた。
支払手形 500/当座預金 500
支払手形記入帳に書かれている内容から取引内容を読み取れるようにしましょう!
それでは、練習問題で、仕訳を書いてみましょう。
練習問題
支払手形記入帳を確認し、解答用紙の日付の仕訳を記入してください。
また、支払手形の総勘定元帳に転記(日付、相手勘定、金額)の記入もしてください。
解答用紙
練習問題解答
以上で支払手形の記入方法の説明が完了しました。
次回のブログは、「売掛金元帳」の記入方法です。
今日も最後までありがとうございました。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第41問決算「費用の繰延べ(保険料前払)」の仕訳問題を出題しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月7日
41問目決算整理「費用の繰延」
保険料を年払いしている時の
決算日の仕訳問題です😃
おさらいは83話です!#簿記 #日商簿記 #イラスト簿記 pic.twitter.com/RMZnTnfATi