今日の学習内容
補助記入帳の「受取手形記入帳」の記入方法を学習します。受取手形に関する取引の詳細を記入していく帳簿です。
受取手形記入帳の項目
仕訳で「受取手形」が登場するときにその内容を記録する帳簿です。
①手形種類
受け取った手形の種類を記入します。約束手形なら「約手」です。
※試験範囲改定により「約束手形」のみが試験範囲です。
②手形番号
手形に書いてある番号を記入します。
③適要
仕訳の相手科目を記入します。
「受取手形〇〇/売上〇〇」なら売上が相手科目です。
④支払人
手形の代金を支払う人を記入します。
⑤振出人または裏書き人
手形を振り出した人を記入します。
※手形の裏面に記入して手形を他の人に渡すことができます。それを裏書きといいますが、試験範囲ではないため、詳細については省略します。
⑥振出日
手形に記載されている振り出した日付を記入します。
⑦満期日
手形に記載されている満期日(手形代金が決済される日)を記入します。
⑧支払い場所
手形代金が支払われる金融機関名を記入します。
⑨手形金額
手形に記載されている金額を記入します。
⑩てん末
受取手形の代金を受け取ったなどの減少について記載します。
・日付→受取手形が減少した日
・適用→「入金」や誰かに裏書きして渡したとき「裏書」など
記入例の取引内容は以下の通りです。
4/15の取引(受取手形+)
商品を売り上げ、出島雑貨店振り出しの約束手形700円を受け取った。
受取手形 700/売上 700
5/15の取引(受取手形+)
長崎屋より売掛金の回収分として約束手形300円を受け取った。
受取手形 300/売掛金 300
6/15の取引(受取手形ー)
4/15に受け取っていた出島雑貨店振り出しの約束手形が満期となり、当座預金に入金された。
当座預金 700/受取手形 700
受取手形記入帳に書かれている内容から取引内容を読み取れるようにしましょう!
それでは、練習問題で、仕訳を書いてみましょう。
練習問題
受取手形記入帳を確認し、解答用紙の日付の仕訳を記入してください。
また、受取手形の総勘定元帳に転記(日付、相手勘定、金額)の記入もしてください。
解答用紙
練習問題解答
以上で受取手形の記入方法の説明が完了しました。
次回のブログは、「支払手形記入帳」の記入方法です。
今日も最後までありがとうございました。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第40問決算「固定資産の修繕と改良」の仕訳問題を出題しています。
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— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月6日
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