日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。
これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、従業員へ立て替えていたお金を受けとった場合の仕訳です。
問題93
従業員立替金の仕訳
12月2日に従業員個人の保険料10,000円を会社が現金で立替払いしていたが、本日12月12日に従業員から現金で返金された。なお、当社は、取引先に対する立替金と区別するため、従業員立替金勘定を使用して記帳している。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
従業員に対する立て替え分を現金で受け取った仕訳です。
従業員立替金が発生した時の仕訳
立て替えした時、現金を支払っていますので、現金のマイナスを考えるとスムーズですね。
現金マイナスは貸方(左)なので、従業員立替金は借方(左)です。
立替金は、後で立て替えた分をもらえる権利なので、資産です。
今回の仕訳は、この立替金を従業員から受け取り、この権利が減少した仕訳です。
早速、仕訳をしてみましょう。
【仕訳の考え方】
1、従業員立替金(資産)の減少
2、現金(資産)の増加
2、従業員立替金(資産)の減少
⇨資産(ー)なので貸方の右
/従業員立替金 10,000
2、現金(資産)の増加
⇨資産(+)なので借方の左
現金 10,000 / 従業員立替金 10,000
これで取引の仕訳が完了です。
次回は、問題編94「給料の支払い」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。