日商簿記3級を学習される方へおさらいができるように問題を一つずつ出題しています。これから学習する方は、簿記きほんのきからご覧ください!!
今回は、証ひょうを確認して法人税の支払いについて仕訳を行います。
問題74
法人税納付の仕訳
以下の納付書(領収済通知書)にもとづき、現金で支払った。
仕訳解答
仕訳の解答です。
解き方解説
今回の仕訳は、納付書を確認して行います。
法人税の納付を行ったのがわかります。
また、確定申告なので、決算が終わり確定した金額を支払ったということもわかります。
法人税の納付
法人税は、決算が終わり税額が確定し、2ヶ月以内に納付するようになっています。
中間納付を行っている場合は、決算で確定した金額から、中間納付分を差し引いた残額を納付します。
中間納付があってもなくても、
決算時に税額が確定した時点で、未払法人税等(負債)が計上されています。
支払いが終わるまで、未払法人税等(負債)の残高があり、今回納付を行ったということです。
法人税など納付について、確認したい方は、95話のブログを確認しましょう。
今回の処理はこの内容ですね。
- 未払法人税等が減少した処理
- 現金で支払った処理
【仕訳の考え方】
1、未払法人税等(負債)の減少
2、現金(資産)の減少
1、未払法人税等(負債)の減少
⇨負債(ー)なので借方の左
未払法人税等 280,000 /
2、現金(資産)の減少
⇨資産(ー)なので貸方の右
未払法人税等 280,000 / 現金 280,000
これで取引の仕訳が完了です。
次回は、問題編75「固定資産税の納付」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。