問題編は、日商簿記3級範囲の仕訳練習問題をお届けしています。
今回は、販売した時に受け取っていた商品券を換金した時の仕訳です。
問題27
商品券換金の仕訳
商品を販売した時に受け取っていた他社発行の商品券50,000円の換金請求を行い、現金を受け取った。
解き方解説
商品券を現金に変えた仕訳です。
まずは、商品券を受け取った時の仕訳を考えてみましょう。
受取商品券
商品券にある金額を受け取る権利(資産)が計上されていました。
これを換金したら、受け取る権利がなくなります。
【仕訳の考え方】
1、受取商品券(資産)の減少
2、現金(資産)の増加
1、受取商品券(資産)の減少
⇨受取商品券(ー)なので貸方の右
/ 受取商品券 50,000
2、現金(資産)の増加
⇨現金(+)なので借方の左
現金 50,000 /受取商品券 50,000
これで取引の仕訳が完了です。
仕訳解答
では改めて仕訳の解答です。
仕訳のポイント
- 商品券を受け取ったら、「受取商品券」という資産が計上されている。
3級では、自社発行の商品については試験の範囲に入っていません。
他社や自治体など自分のところで発行していない商品券を受け取った仕訳のみが試験の範囲です。
商品券についてはブログの47話で紹介しています。
次回は、問題編28「現金過不足の原因が判明した」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。