問題編は、日商簿記3級範囲の仕訳練習問題をお届けしています。
今回は、販売時に商品券を受け取った時の仕訳問題です。
問題5 商品券の仕訳
大村株式会社に商品70,000円を売り上げ、代金のうち20,000円は自治体が発行した商品券を受け取り、残額は掛けとした。
解き方解説
商品を販売し、代金の受け取りが商品券と掛けの場合の仕訳です。
問題を読みながら、仕訳のポイントや計算に使うところをマークしながら内容を確認していきましょう。
【仕訳の考え方】
1、売上(収益)の増加
2、受取商品券(資産)の増加
3、売掛金(資産)の増加
1、売上(収益)が増加
⇨売上(+)なので貸方の右
/売上 70,000
2、受取商品券(資産)の増加
⇨受取商品券(+)なので借方の左
受取商品券 20,000/ 売上 70,000
日商簿記出題区分が改定され、受取商品券を使用するようになりました。
古いテキストを使っている方は注意してください。
3、売掛金(資産)の増加
⇨売掛金(+)なので借方の左
受取商品券 20,000/ 売上 70,000
売掛金 50,000
これで取引の仕訳が完了です。
仕訳解答
では改めて仕訳の解答です。
仕訳のポイント
- 受取商品券は、後で換金してお金がもらえるので資産の勘定
貸付金についてはブログの47話で学習しています。
試験範囲の改定についても47話内にリンクを貼っていますので、確認してみてください。
次回は、問題編6「小口現金の仕訳」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。