問題編は、日商簿記3級範囲の仕訳練習問題をお届けしています。
今回は、貸していたお金が返済された時の仕訳です。利息の計算も間違えないようにしましょう。
問題4 貸付金返済の仕訳
株式会社出島に期間9ヶ月、年利4%で500,000円を借用証書にて貸し付けていたが、本日期日となったため、利息とともに同社振り出しの小切手で返済を受けた。
解き方解説
貸付金の元本と利息を小切手で受け取った時の仕訳です。
問題を読みながら、仕訳のポイントや計算に使うところをマークしながら内容を確認していきましょう。
【仕訳の考え方】
1、貸付金(資産)が減少
2、受取利息(収益)が増加
3、現金(資産)の増加
相手振り出しの小切手を受け取った時は現金で処理します。
1、貸付金(資産)が減少
⇨貸付金(ー)なので貸方の右
/貸付金 500,000
2、受取利息(収益)の増加
⇨受取利息(+)なので貸方の右
/ 貸付金 500,000
受取利息 15,000
利息は貸し付けていた9ヶ月間の利息を受け取っているので、計算に注意しましょう。
3、現金(資産)の増加
⇨現金(+)なので借方の左
現金 515,000/ 貸付金 500,000
受取利息 15,000
これで取引の仕訳が完了です。
仕訳解答
では改めて仕訳の解答です。
仕訳のポイント
- 年利は1年間の利息なので月割り計算をする。
- 他人振出小切手はすぐに換金できるので現金の増加と処理する。
貸付金についてはブログの38話で学習しています。
次回は、問題編5「商品券の仕訳」の問題にチャレンジしてみましょう。
今日も最後までありがとうございました。