今日の学習内容
様々な帳簿を学習してきましたが、今日から仕訳帳の代わりに記入することができる
「伝票」について概要を学習します。
伝票とは
仕訳帳の代わりに取引を記入する紙片を伝票といいます。伝票に記入すれば仕訳帳に記入する必要はありません。
仕訳帳がノートになっているので、手分けして仕訳帳を書くのが難しいですが、伝票は1枚の紙になっているので、記帳作業を分担できます。
伝票の種類
「入金伝票、出金伝票、売上伝票、仕入伝票、振替伝票」の5つがあります。
この5つの伝票全てを使い記帳する方法を5伝票制といい、「入金伝票、出金伝票、振替伝票」の3つを使う方法が3伝票制です。
日商簿記3級では、3伝票制を学習します。
3伝票制
3伝票制は、全ての取引を以下の3つの伝票に分けて記入する方法です。
- 入金伝票・・現金が入金される取引
- 出金伝票・・現金が出金される取引
- 振替伝票・・入金・出金以外の取引
入金伝票
入金伝票は、現金が増加する取引なので必ず借方が現金です。
なので、貸方の勘定科目のみ記入します。
イラストの例は
「4/17商品1,000円を売り上げ、現金で受け取った。」という仕訳例です。
出金伝票
出金伝票は、現金が減少する取引なので必ず貸方が現金です。
なので、借方の勘定科目のみ記入します。
イラストの例は
「4/17通信費500円を現金で支払った。」という仕訳例です。
振替伝票
振替伝票は、入金伝票と出金伝票以外の取引を記入します。片方の勘定科目が決まっているわけではないので、通常の仕訳と同じように記入します。
イラストの例は
「4/17商品3,000円を仕入れ、代金は掛けとした。」という仕訳例です。
3伝票制の記載方法でした。
次回も伝票です。
記載されている伝票の内容をみて、取引を推定して仕訳をしてみるという学習をします。
今日も最後までありがとうございました。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第53問「決算整理(家賃の前受)」の仕訳問題を出題しています。
決算整理仕訳で登場する仕訳はしっかり確認しておきましょう。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年6月19日
53問目「決算整理(家賃の前受)」
決算整理の仕訳です😃
受け取った家賃に次期分が含まれる場合の
仕訳をしてみましょう!
おさらいはブログの82話です!#簿記 #日商簿記 #イラスト簿記#長崎 pic.twitter.com/BconU6agtW