今日の学習内容
帳簿の締め切り最終のステップ3に入ります。二重線を引いて、各勘定を締め切る方法です。
帳簿の締め切り(おさらい)
締め切り方は以下の手順の今日はStep3です。
Step1
収益・費用を「損益」に振り替え
↓
Step2
当期純利益(または損失)を「繰越利益剰余金」に振り替え
↓
Step3
各勘定を締め切る
収益・費用の貸借の合計の一致を確認して二重線で締め切る。
資産・負債・純資産は「次期繰越」を書いて二重線で締め切る。
全ての勘定を締め切ります。
改めてここまでを振り返ってみましょう。
帳簿の締め切りを行う前の、各勘定はこのような残高でした。
Step1では、収益と費用の振り替えを行いました。(123話)
Step2では、利益・損失の振り替えを行いました。(124話)
Step2まで完了した、各勘定の残高の状態です。
Step3各勘定の締め切り
収益と費用の各勘定締め切り
収益と費用は損益に振り替えた後なので、貸借は一致しています。
- 貸方と借方の合計が一致することを確認する。
- 二重線で締め切る。
資産・負債・純資産の各勘定の締め切り
資産・負債・純資産は時期に繰越しをします。
- 貸方と借方の合計が一致することを確認する。
- 二重線で締め切る。
※まずは、現金勘定を例に繰り越す手順を見てみましょう。
現金を含む資産・負債・純資産の各勘定の締め切りです。
- 資産の勘定
残高が借方(左)にあるので、貸方(右)に「次期繰越」を書き、貸借を一致させて締め切ります。 - 負債の勘定
残高が貸方(右)にあるので、借方(左)に「次期繰越」を書き、貸借を一致させて締め切ります。 - 純資産
残高が貸方(右)にあるので、借方(左)に「次期繰越」を書き、貸借を一致させて締め切ります。
それぞれ、「次期繰越」と記入した逆側に「前期繰越」と繰越額を記入します。
これで、帳簿の締め切りが全て完了しました。
簡単な練習問題で、帳簿の締め切りをおさらいしてみましょう。
練習問題
次の決算整理後の各勘定残高にもとづいて、①各勘定から損益勘定に振り替える仕訳および②損益勘定から繰越利益剰余金勘定に振り替える仕訳を行い、損益勘定を記入してください。(勘定には相手勘定を記入し、締め切ってください。)
練習問題解答
次回から、帳簿の記入方法についての学習がスタートします。
帳簿の概要から記入方法などを確認していきましょう!
今日も最後までありがとうございました。
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第31問「社会保険料の納付」まで公開しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年5月28日
第31問目「社会保険料の納付」
今日は、社会保険料を納付した時の仕訳です😊
従業員から預かった分と、会社負担分の
処理をしましょう!
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