今日の学習内容
前回は、収益と費用を「損益」に振り替えました。今日は「損益」勘定で求めた利益を振り替えるStep2の 手続きを学習します。
帳簿の締め切り手順(おさらい)
Step1
収益・費用を「損益」に振り替え
↓
Step2
当期純利益(または損失)を「繰越利益剰余金」に振り替え
1の損益勘定には収益と費用があり、その差額を繰越利益剰余金に移動します。
損益勘定の貸借差を移動します。
↓
Step3
各勘定を締め切る
今日はStep2を学習します。
利益・損失の振り替え
Step1で「損益」勘定の収益は貸方(右)に、費用は借方(左)に残高を記入するので、貸借の差額は当期純利益(または当期純損失)を表す金額になります。
これを繰越利益剰余金(純資産)に振り替えます。
当期純利益の振り替え
「損益」を繰越利益剰余金に振り替え
- 損益勘定の貸借差額を計算
- 差額の利益を移動するので、損益勘定の左に差額を書く
(残高を0円にする) - 繰越利益剰余金の右に利益書く
これで、損益の残高は0円になり、繰越利益への移動が完了しました。
利益が出ているので、純資産が増加するため、繰越利益剰余金の増加(右)に記入します。
当期純損失の振り替え
「損益」を繰越利益剰余金に振り替え
- 損益勘定の貸借差額を計算
- 差額の利益を移動するので、損益勘定の右に差額を書く
(残高を0円にする。) - 繰越利益剰余金の左に利益書く
これで、損益の残高は0円になり、繰越利益への移動が完了しました。
損失が出ているので、純資産が減少するため、繰越利益剰余金の減少(左)に記入します。
これでStep2の利益と損失の振り替えは完了です!
Step2でのポイント
利益が出たら、繰越利益剰余金が(+)
損失が出たら、繰越利益剰余金が(ー)
利益や損失を振り替えたら、「損益」勘定の残高は0円になる。
明日は、最後のStep3で各勘定の締め切りを行います。
今日も最後までありがとうございました😃
Twitterは イラスト簿記問題問題編 第30問「仮受金」まで公開しています。
⭐️イラスト簿記問題編⭐️
— アヤコ@かんたん!イラストでわかる簿記 (@easy_boki) 2020年5月27日
第30問目「仮受金」
今日は、仮受金として処理していた内容が
判明した時の仕訳です😊
おさらいは
仮受金→43話
内金もらった→24話のブログをチェック✨#日商簿記#イラスト簿記問題編#簿記3級 pic.twitter.com/WsL1jH4gAD