かんたん!イラストで分かる簿記

長崎で簿記講師をしています。イラストで簿記を学んでみましょう!

簿記きほんのき62 簿記一連の流れを確認しよう

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簿記きほんのき62

いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
このイラストは、簿記の講義をしている中で、もっと簿記が楽しく学べないかな?と考えてホワイトボードに書き出し誕生しました。

ぜひ簿記を学んでみたいなと思う方に!

隙間時間に、日商簿記3級の範囲をイラストで簿記を学べるように作成しています。

 

 

 

今日の学習内容

「あれ?簿記の一連の流れ?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

日常仕訳を中心に仕訳の学習をしてきましたが、もうすぐ決算処理の学習がもうすぐ始まるからです。

簿記全体、そしてこれからどんなことをするのか、全体を山田くんと一緒に確認しましょう。

 

 

簿記全体の流れ

簿記の最終目的は、決算書(貸借対照表や損益計算書)を作成することです。

決算書を作成するために、日々の取引を仕訳して記録しています。

日々の仕訳から、決算書を作成し1年間の会計期間を終えるまでの全体の流れは次の通りです。

  1. 取引発生
  2. 仕訳をする
  3. 総勘定元帳に転記する
  4. 試算表を作成
  5. 決算整理・修正仕訳
  6. 決算書作成
  7. 帳簿の締め切り

 これまでは、1〜3の日常取引の処理を学習してきました。

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1〜3、日常処理

日々の処理は、取引が発生したら、仕訳をして総勘定元帳(Tフォーム)に転記をする。
この作業を繰り返しています。

  1. 取引発生
  2. 仕訳をする
  3. 総勘定元帳(Tフォーム)に転記

 

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4、試算表を作成

試算表とは、決算書を作成する前に、日常処理の仕訳が総勘定元帳に転記がされているか確認するための集計表です。

「仕入 5,000/買掛金 5,000」などのように仕訳は、必ず貸借に勘定科目があり金額が一致するように行っていますが、Tフォームに転記する時に「仕入」の勘定しか転記していないなどのミスを発見することができます。

間違えなく、転記されていれば合計額が合う集計表です。

 

決算書を作成する前だけでなく、毎月月末など定期的に作成して確認します。

 

試算表の種類

試算表は3種類あります。書き方や集計については、明日の63話で学習します。

  • 合計試算表
  • 残高試算表
  • 合計残高試算表

 ※イラストは、合計試算表の例です。

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5、決算整理

日々の記録した総勘定元帳に基づいて行われ、試算表でチェックと集計を行い、その数字を元に決算書が作成されます。

しかし、日常の仕訳を正しく行っていても、決算時に修正や調整が必要なものがあります。

仕訳の誤りなどもありますが、決算書で当期の正しい利益や資産など会社の状態を表すために必要な処理を「決算整理」といいます。

 

6、決算書作成

5の決算整理仕訳などの修正が終わったら、決算書を作成します。

  • 貸借対照表 会社の財政状態を表す
  • 損益計算書 会社の1年の利益や損失を表す

 

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7、帳簿の締め切り

1年に一度の決算が終わると、次の会計期間がスタートします。帳簿の締め切りとは、「ここからが、次の会計期間だよ」とわかるように総勘定元帳などの帳簿を、区切って、次の会計期間に備えることです。

 

締め切りの手順は後で学習しますが、二重線を引いて、当期と時期の区切りを帳簿に書いていきます。

この線の引き方や締め切り方は、125話で登場します。

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精算表とは

精算表は決算書ができるまでの過程を表にしたものです。

 

4、試算表→5、決算仕訳→6、決算書

 

この流れを表で確認できるもので、決算書作成前のリハーサルのみたいなものですね。

日商簿記3級の第5問にももよく出題されるものです。

 

(精算表のサンプル) 

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最後に

今日は、簿記一連の流れを確認しました。

やはりゴールを見て全体の流れを知ることが大事だなといつも思っています。

何ができるのか?何のために?目的も分からない。

何も分からないで問題を解くよりも、ざっくりでも全体の流れを知って取り組むように講義でも説明しています。


でも、今日出てきた内容を覚えられない( ´Д`)y━・~~

大丈夫ですよ!ボチボチ進みながら、覚えていきましょう!

 

今日は、文章が長くなりましたが、最後までブログをみてくださりありがとうございました。


明日は、転記が正しくされているか確認する集計表、「試算表」について学習していきたいと思います。

 

 

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Twitterは 126話「帳簿(主要簿と補助簿)」まで公開しています!