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簿記きほんのき46【仕訳】商品以外の売却(未収入金)

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簿記きほんのき46

 

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日商簿記3級の範囲をイラストで紹介しています。

 

 

 

今日の学習内容

マチ子社長は今度は、代金を月末受け取る約束で、土地を売ることにしました。

今日は、商品以外を売却し、後で代金をもらう場合の仕訳と、そのお金を受け取った時の仕訳です。

 

商品以外のもの売却し、代金を後でもらう場合の処理

商品を販売して後で代金をもらう時は、売掛金(資産)を使います。
昨日の、未払金のように商品以外のものを買ったり、売ったり会社はすることがあります。

商品以外のものを売却し、代金を後でもらう場合は、今日登場する「未収入金」を使用します。

 

処理は、この2つを学習します。

  1. 商品以外を売却し、代金を後日受け取る仕訳
  2. 代金が入金された時の仕訳

 

本日新しく登場する勘定科目

「土地」勘定

事業用で所有する敷地で、資産を表す勘定科目。

  • 「土地」は資産のグループ
  • 資産グループなので、貸借対照表の左側に記載されます。
  • 資産は貸借対照表の左に書かれているので
    土地(+)→ 左(土地が増加)
    土地(ー)→ 右(土地が減少)

 

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「未収入金」勘定

商品売買以外の土地や建物などを売却し、後で代金を回収する場合に使う勘定科目。
後でもらう権利を表します。(未収金とかかれる場合もあります。)

  • 「未収入金」は資産のグループ
  • 資産グループなので、貸借対照表の左側に記載されます。
  • 資産は貸借対照表の左に書かれているので
    未収入金(+)→ 左(代金を受け取る権利が増加)
    未収入金(ー)→ 右(代金を受け取る権利が減少)

 

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商品以外のものを売却し、代金を後で受け取る場合の仕訳

所有している土地を500,000円で売却し、代金は月末に受け取ることとした。

  

【仕訳の考え方】
 1、土地(資産)が減少した。
 2、後で代金をもらう権利(資産)が増加した。

 

1、土地(資産)が減少した。
  ⇨土地(ー)なので貸方の右

(借)                      土地 500,000 

2、後で代金をもらう権利(資産)が増加した。 
   商品ではないので、「未収入金」を使います。
    ⇨未収入金(+)なので借方の左


  (借)未収入金 500,000 /土地 500,000

 

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代金が入金された時の仕訳

月末になり、売却した土地の未収分500,000円を現金で受け取った。

  

【仕訳の考え方】
 1、現金(資産)が増加した。
 2、後で代金をもらう権利(資産)が減少した。

 

1、現金(資産)が増加した。
  ⇨現金(+)なので借方の左

(借)現金 500,000  

2、後で代金をもらう権利(資産)が減少した。 
    ⇨未収入金(ー)なので貸方の右


  (借)現金 500,000 未収入金 500,000

 

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 仕訳では、何を売却した代金を後でもらうかがポイントになります。

 

「商品を売った場合の後で受け取る権利」⇨ 売掛金

「商品以外の売却代金を後で受け取る権利」⇨未収入金

  

 

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