かんたん!イラストで分かる簿記

長崎で簿記講師をしています。イラストで簿記を学んでみましょう!

簿記きほんのき35 約束手形の処理

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簿記きほんのき35

 いつもブログを見てくださり、ありがとうございます。
このイラストは、隙間時間に、イラストで簿記を学べるように作成しています。

時間がない方は、イラストだけでも確認してみてください!!

本文は、イラストの内容を少し詳しく書いたものです。
イラストで、少し理解が足りないな?もしくは、もう少しプラスしたいなという時にご覧ください!!

 

約束手形とは

約束手形も支払い手段として使われます。
書かれた金額を支払う約束の証券で、小切手に似ていますが、3ヶ月〜4か月後などに支払う約束が書かれてあり、支払い期日を長めに設定できます。

 

 約束手形に書かれていること

  • 振出人⇨約束手形に作成して渡した人。
  • 名宛人(受取人)=⇨約束手形を受取る人。

  • 支払い期日と支払い場所 

 

誰が誰にいつまでに記載された金額を払います。」
という内容が書かれているということです。
 

手形代金を受け取る方は、もらえるのが遅くなるので嫌なのでは?と思うかもしれませんが、代金が払われないと不渡りになり、銀行や取引先からの信用がなくなります。

 

メリットは

手形代金を受け取る人=より確実に代金をもらえる

手形代金を支払う人 =支払いを遅くできる

 

約束手形が登場した時の勘定科目

これから、約束手形を受取ったり、振り出したりの仕訳処理を行っていきますが、約束手形という勘定科目は登場しません。

 

約束手形によって、以下の2つどちらが発生したかで勘定科目が違います。

  • 手形の代金を受け取る権利⇨受取手形(資産)
      受け取る権利が増えた 左(借方)
      受け取る権利が減った 右(貸方)

  • 手形の代金を支払う義務⇨支払手形(負債)
      支払う義務が増えた 右(貸方)
      支払う義務が減った 左(借方)

  

イラストで出た仕訳の例

「商品1,000円を仕入れ、代金は約束手形で支払った。」


 仕入れをして、約束手形の代金を支払う義務が増加しているので、手形代金を払う義務(+)⇨「支払手形」の勘定科目を使用しています。

 

具体的な、仕訳については明日以降学習します。

 

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